Amazonプライム動画最古のアニメ「白蛇伝」を観てみた
どうも、とみえみさとです。
最近Amazonのプライム動画を観ていると、『銀河鉄道333』や『パタリロ!』など懐かしのアニメがおすすめに出ることがあってですね。
「プライム動画で観れる最古のアニメってなんだ??」という疑問が浮かんだので、プライム動画最古のアニメを発掘してみました。
ズバリ、最も古いアニメはこれだ!
発売日2016年となってますが、このアニメが制作されたのは1958年(昭和33年)。
東京タワーができた年!チキンラーメン!って聞くとピンと来ないけど、戦後わずか13年って考えるとめっちゃ昔な気がします。
当時のアニメは制作に膨大な時間がかかりそうだから15分〜30分の短編なのかと思いきや、まさかの1時間18分。大長編やないかーい!
ざっくりとしたあらすじ
白蛇の美しい妖精と中華風のイケメン王子が恋におちたものの、それから色々あるお話です。(省略しすぎ)
実際に見てみたら、当時のアニメならではの発見があったので、いくつか紹介したいと思います。
絵がとても繊細
昔のアニメだしカクカクしてるのかと思いきや、とても滑らかなアニメーションでした。
もちろんCGとかはないので、キャラクターも背景もすべて手描き。
すごい手間がかかっているんだな……っていうのを感じました。
声の出演2人、スタッフ少なすぎ
このアニメ、最初に水戸黄門みたいなOPが流れるんですが(スタッフの名前が縦書きになってるヤツ)、1面にたった5人ぐらいしか表示されないし、OPが短くてすぐに本編が始まったから「スタッフ少なっ!」って思わずツッコミを入れざるを得ませんでした。
声の出演はまさかの2人。もちろん登場人物はもっとたくさんいるので声を変えて何パターンもやってるのかと思うと、当時の声優さんには頭が上がりません。
作画が不安定
アニメーションやキャラクターデザイン自体はとても丁寧に作られているのですが、ところどころディ◯ニーっぽいキャラクターがいたり、ごは◯ですよっぽいキャラクターがいたりと、作画がブレている印象を受けました。
おそらく当時はアニメというもの自体が少なかったから、参考にしたアニメーションの影響がモロに出ちゃっているのでしょう。
このアニメーションを見てくれ!っていう演出に時代を感じる
これも当時はアニメ自体が珍しかったからだと思うんですが、追いかけっこや空を飛ぶようなアクションシーンの描写がかなり長いです。
今でこそ、躍動感のあるアニメーションは当たり前になっているから「長いなこのシーン」って感じるかもしれませんが、当時の人からすると、ずっと観ていても飽きないぐらいにめずらしいものだったんだろうなと感じさせられました。
昔のディ◯ニー作品もストーリー重視というよりは、とにかくドタバタした描写が多いですよね。そんな感じです。
まあ、一度見てみて!
1950年代のアニメは、時代劇のような歴史を感じさせる演出、少ないスタッフで長編アニメを作り上げる当時の技術力、動く紙芝居のようなタッチなど、随所に今のアニメとは違う雰囲気を持っています。
今のアニメもデザインがキレイで素晴らしい作品ばかりですが、たまには昔の作品で日本の長いアニメ史を体感してみてはいかがでしょうか?
※プライム動画最古のアニメは、2017年12月26日時点での作品です。